私たちの身の回りにある電子機器。
子どもが手にするスマホやタブレット。
「電子機器を子どもに触らせて良い?」
「電磁波は大丈夫?」
最近、お母様からの質問が多いので、私が知り得た情報をまとめます。
電磁波が人体に与える影響
電子機器の何が人体に影響があるか?
電磁波やブルーライトという、キーワードをよく目にします。
ブルーライトに関しては、以下の記事をご覧ください。
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スマホ育児が子供の目に与える影響、親子でカンタン目の体操
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電磁波とは
総務省が公表している電波と安心な暮らしに、以下の記載があります。
電磁波とは、電界と磁界が交互に発生しながら空間を伝わる波。
今回は、この電磁波に焦点をあてます。
電磁波が人体に影響が「ある」と「ない」という情報は多々あります。
実際に電磁波は存在しますが、人体に影響があるか無いか?明確になっていない状況です。
調べると、電磁波過敏症など出てきます。
他に頭痛や眩暈、発がん性等の要因になる可能性がある。
脳に影響を与える可能性がある、に留まっています。
未だ決定的な因果関係が確認されていないことが理由です。
何も無ければ良いです。
でも、何かあると想定して構えた方が、後で後悔することはありません。
だから私は「ある」という考えで構えています。
電子機器が発する電磁波
では身の回りにある電子機器で、電磁波が高いモノは何か?
電磁波コムさんのサイトから、電界と磁界の数値が高い順に記載します。
電界発生量 | 磁界発生量 | |
ホットカーペット | 1,000 V/m | 300 mG |
ノート型PC | 800 V/m | 0.8 mG |
電子レンジ | 500 V/m | 80 mG |
電気こたつ | 350 V/m | 50 mG |
電気毛布 | 300 V/m | 100 mG |
パソコン | 300 V/m | 0.4 mG |
ゲーム機 | 280 V/m | 0.8 mG |
スマホやタブレットの記載はありませんでした。理由は分かりません。
だからスマホはパソコンに準じて考えます。
電磁波が人体に与える影響
ポイント
電磁波は距離と時間に二乗する。
つまり、距離が近い・時間が長いと影響力が倍増します。
例えば電気カーペットの上に寝る。
電気を発する場所と身体の距離は密接状態。
もし長時間、その上で寝ていたら…?
そして、スマートフォン。
スマホは先ほどの記載が無かったので、ノートパソコンに見立てます。
耳元にノートパソコンを近づける。
つまり、脳に近づいた状態。
そのまま長時間、電話をしたら…?
Apple社の創業者スティーブ・ジョブズは、通話の際はイヤホンを勧めていました。
また、実子の子ども時代に電子機器を与えなかった話も有名です。
「電子機器よりもコミュニケーションを大切にした」でも、これが根幹の理由だったのでしょうか。
電子機器に距離を置く
愛娘はスマホの画像や動画が気になります。
そこで、見たい画像や動画をスマホで見るのではなく、テレビで見るようにchromecastを購入しました。
これで愛娘は、電子機器から十分に距離を置くように変わりました。
電子機器が脳に近づく時
ポイント
親が一番、気を付けたいこと。
子どもの寝室に、スマホを置いていないか?
私は目覚まし時計の代わりに、いつも寝室にスマホを置いていました。
しかも、頭の近くに。
長時間、脳の近くに置いていたので、睡眠の間ずっと、脳に影響を与えていた状態です。
色々と調べた後、これは本当に良くありませんでした。断然、避けた方が良いです。
大人の私は良くても、愛娘はまだ幼い。
乳幼児期の1ヶ月の脳の発達スピードは大人の10年分に値します。
驚異的に成長している過程で、脳が影響を受けやすい時期です。
だから愛娘が生まれてからは、絶対に寝室にスマホを置かないようにしています。
またスマホは電波状況が悪い時の方が、電気を多く・強く発生します。
電波が繋がりにくい時や場所では「電波を繋げよう」「繋ぐ先を見つけよう」とします。
その為、より多くの電気が発生します。
逆に、電波状況が良い場所の方が、電気の発生量は少ないです。
電子機器と上手く付き合うために
私たちの身の回りに、多くの電子機器。
5Gもスタートした情報豊かな社会。その反面、電気から逃れる場所は皆無に等しいです。
電磁波は距離と時間に二乗します。
だから、電子機器から距離を置く。
使用時間を決めて、長時間の使用を避けることが一番です。
ポイント
特に気を付けたい、子供の脳。
5歳までの脳の土台ができると言われます。
脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質の三層で構成される脳。
その内、脳幹と大脳辺縁系は5歳までに急成長します。
脳の土台が出来上がる5歳までは、電子機器に気を付けて過ごす。
どうしてもスマホなどの電子機器を見たがる場合は、制限時間を親が決める。
親子遊びや、子どもの遊びや学びは、たくさんあります。
公園での外遊びや絵本の読み聞かせ、親のお手伝い等です。
脳と身体を健やかに育む活動を、親が意識して増やしていけたら良いですね。