幼児期の「ごっこ遊び」
子供は、とても楽しそうに遊びます。
年長の愛娘も、夢中に遊んでいます。
見ている分には、愛らしく可愛らしい。
でも「一緒にやろう!」と言われると…
「正直、相手をするのは疲れる」
「休みの日は、ゆっくり休みたい」
「いつまで続くの‥‥」
多くの親がそう感じるかと思います。
私も、その一人です。
でも、ごっこ遊びで育つ力もあります。
だから、少しだけ。
時間がある時だけでも、ごっこ遊びに付き合いませんか?
ごっこ遊びはいつから、いつまで?
何歳まで、ごっこ遊びに付き合えば良いのか?
一般的に2歳くらいからはじまり、小学校3~4年生まで続くと言われます。
私も小学3年生くらいまで、従兄弟と「ごっこ遊び」をしていた記憶があります。
愛娘は2歳から始まりました。
上の画像は、家族三人で電気量販店に行った時の様子です。
電話が鳴るから面白いようで、5分程、電話コーナーから離れませんでした。
愛娘は受話器を取って、私たちが電話で話す様子を真似して声を出していました。
可愛らしい姿に、しばらく妻と一緒に笑っていました。
ごっこ遊び ねらいと効果ごっこ遊びで育つ想像力と思いやり
親に余力がある時に、ごっこ遊びに付き合ってほしい理由。
ごっこ遊びで、想像力が豊かになるから。
想像力が豊かになったら、どうなるか?
友達や先生の気持ちを想像できる。
相手を慮る。
周囲を気遣うことができるようになる。
つまり、思いやりのある優しい心が育ちます。
一人ひとりに思いやりの心があれば、いじめも起きないはずです。
ごっこ遊び ねらいと効果望みをかなえるイメージトレーニング
想像力が豊かになると、イメージトレーニングも楽にできます。
目に映る姿だけでなく、俯瞰して全体を想像する。
見えるものだけでなく、聞こえる音、香り、自分の感情までも想像する。
イメージがより具体的に・鮮明になります。
◆スポーツ選手のイメージトレーニング
脳神経外科医の林成之先生が「望みをかなえる脳」で著している内容を一部紹介します。
元競泳選手の北島康介さんのトレーニングで、脳を上手く騙すイメージトレーニングも実践。
どうしても、ゴール直前になるとスピードが落ちてしまう。ゴール前になると無意識に、脳の判断でスピードを弱めてしまうから。
そこで、ゴールまでの距離を実際より少し長くイメージして、最後まで全力のスピードを維持できた。
タイムを縮めた成功要因だと著しています。
ごっこ遊び ねらいと効果親の声掛けが子供のイメージトレーニング
お子さんがスポーツ選手を目指さなくても、イメージトレーニングは活きます。
学校行事や発表会などの大きな舞台に立つと、誰もが緊張して100%の力を出せません。
100%に近い力を発揮できるように、本番前に本番の様子を鮮明に自分でイメージする。
幼児が自分でイメージトレーニングするのは難しいので、親の声掛けが一番良いです。
例えば「〇〇ちゃんは、かけっこで楽しく走れるよ」などと断言して「できる」ことを声掛けます。
「痛い痛い、とんでいけ~」は効きませんか?
親の声掛けが、幼児の気持ちを変えています。
自分で脳を上手くコントロールできれば、気持ちや身体も自ずと動きが変わります。
私は大勢の前に立って話す時に緊張するから、よく実践します。
そのお陰で、よい緊張感を保ったままで話が出来るようになりました。
ごっこ遊びの種類シルバニアファミリーに夢中
![](https://0103manablog.com/wp-content/uploads/2020/10/図1-5.jpg)
愛娘は3歳くらいから、ままごとセットが大好きになりました。
今は、シルバニアファミリーです。
決して、値段は安くありません…。
保育園の友達から聞いたようで、愛娘が「欲しい!」と言ってきました。
いつも物欲のない愛娘が珍しく欲しがったので、デレデレの私は何の迷いもなく購入。
愛娘は心底嬉しい表情を見せてくれました。
それだけで幸せです。
でも「次々とは買わないからね。大事に使って、大事に遊んでなかったら、次は買わないよ。大丈夫?」
愛娘は即答で「分かった!」
開封すると、中にDVDも入っていました。
これが良かった。
シルバニアファミリーが「この家の中で」食事の準備や食事をする。
ちょっとしたドラマもあるからです。
愛娘は、このDVDを見てからイメージが具体的になっています。
そのお陰で、赤ちゃんやお父さんが次々と新たに登場することになり‥‥。
トイレも冷蔵庫も、ベッドも増えました‥…。
そして愛娘にスイッチが入ります。
この家の中で、必ず愛娘はお母さんに。
私は、お父さんか赤ちゃん役に任命されます。
そして、愛娘のシナリオが始まります…。
「頑張れ、自分!」
ごっこ遊びの種類シルバニアファミリーからレゴへ
![](https://0103manablog.com/wp-content/uploads/2020/10/図1-6.jpg)
シルバニアファミリーを経由したからでしょうか。
愛娘はレゴで家をつくるようになりました。
愛娘には、私たちには見えないモノが見えています。
中央下の赤いブロックが食卓。
赤い椅子に愛娘が座り、青い椅子には妻が、緑の椅子には私が座っているようです。
ワンちゃんの部屋の前には、車が止まるようです。
幼児期の想像力に脱帽です。
ごっこ遊びの種類大人もハマる鬼滅の刃ごっこ
![](https://0103manablog.com/wp-content/uploads/2020/10/図2-3.jpg)
ごっこ遊びは、正直、私は疲れます。
ずっと愛娘の言いなり状態です。
でも最近は、逆もあります。
アニメ「鬼滅の刃」は愛娘も私も大好き。
いや、私の方がハマっています。間違いなく。
私が好きだから、私から鬼滅の刃ごっこは始まります。
「全集中!水の呼吸!」と私が構えます。
すかさず愛娘が「私が、ねずこ!」
「ばっけ!」と返してきます(笑)
鬼が存在しない、鬼滅の刃ごっこ。
親が好きなキャラクターだから、この時は一切疲れを感じません。楽しいです。
むしろ、愛娘に付き合ってもらっています。
ごっこ遊び ねらいと効果片づける習慣からモノを大切にする心へ
ごっこ遊びで育む想像力。
想像力の延長線上にイメージトレーニング。
ごっこ遊びに使うおもちゃも毎回、決まった場所に片づけることを約束します。
大好きなモノだから大事に扱い、大事に片づける。
出したまま放置せずに片づけることが、モノを大切にする心に繋がります。
ごっこ遊びに親が付き合うのは年長くらいまでだと思います。
様々な力を育む遊びだと信じて。
限られた幼児期だから、時間を区切って一緒に遊び続けています。
![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3BSMW0+EQH8S2+4GLO+5ZU29)