在宅時間が増えて、親子時間も増えた今。
子供の勉強時間や遊び時間、親子の時間を効率的に使えるように。
東大生が子供だった時の環境や親子関係を、プレジデントFamily2020秋号を基に、まとめます。
東大生の親の子育て東大生が小学生時代の【勉強場所】
ダラダラと長時間、勉強するよりも、集中して短時間で結果が出る勉強をする。
そうすれば、子供の自由時間も増えます。
では、どこで勉強すれば良いか?
東大生が小学生時代の勉強場所リビングで勉強していた(41.7%)
東大生235人の4割がリビング学習でした。
その理由は?
「自分の部屋だとサボるから、リビングで勉強していた」
「人の目があるとサボらないから」
「誰かがいると安心するから」
リビング学習のメリットは、親が傍に居ることです。
子供が何に、つまづいているかを親が気付ける。そして、一緒に考えることができる。
ヒントを出して、一緒に正解にたどり着く。
何よりも、気持ちが折れそうな時や集中力が途切れた時、親の声掛けの力は大きいです。
「親のほめ言葉や励ましの言葉があったから、安心して勉強できた」
この回答を見ると、子供への声掛けが如何に大切かが分かります。
東大生が小学生時代の勉強場所勉強に役立つグッズが近くにあった(39.6%)
まず、テレビや音楽を消しています。
そして、スマホやゲームが視界に入らないようにする。
逆に、勉強に役立つグッズを身近に置く。
国語辞典や地図、地球儀などです。
他の意見も参考になります。
「大きい机を使うことで、多少散らかってもスペースを確保した」
「ペンやノートを青系にして集中」
「甘いモノを近くに置いた」
「デオドランド系のお香をたいた」
ここで分かることは、視覚・聴覚・味覚・嗅覚を使っていることです。
五感をフルに使って、勉強に集中しています。
こちらもCHECK
-
東大生の勉強法「勉強に集中し、やる気を持続する7つのグッズ」
続きを見る
東大生が小学生時代の親子関係「勉強しなさい」と言われたことがない(83.9%)
次に、東大生が小学生時代の親子関係について。
8割が「勉強しなさい」と言われていません。
本当にそれで良いの?と思いませんか。
でも実際は「勉強しなさい」ではなく、親が子供への声掛けを工夫しています。
「〇時になったら、漢字を30個書こう」
「〇時までの間に、プリントを3枚しよう」
「勉強しなさい」と漠然とした表現ではなく、具体的に何をするかを伝える。
特に、低学年の小学生に有効な方法です。
他の回答も参考になります。
「親も隣で勉強していた。親がやるなら私も、というモチベーションがあった」
「放任主義だったから、プレッシャーがなく楽だった」
「親が口出しせずに放っておいてくれた。人に言われると、やる気がなくなるので結果的に良かった」
子供への声掛けを具体的にする。
時間も明快にする。
親が子供を信用した上での放任主義や、親の背中を見せる点も見習いたいところです。
東大生が小学生時代の親子関係学校や友達の話をよく聞いてくれた(46.8%)
東大生は親子関係が『超』良好だったようです。なぜ『超』良好だったのか?
答は至ってシンプルです。
「親が話をよく聞いてくれた」から。
「その日の出来事や愚痴を否定せずに聞いてくれた」
「家がリラックスできる場所だった」
「だから外で、全力で頑張れた」
幼少期に話を聴くことは大切な要素です。
親が子供の絶対的な安全基地になることが、心の安定に繋がるからです。
私たち大人も同じですよね。
外で辛いことがあって、家に帰ってもアウェイだと苦しくなります。
夫婦喧嘩をした時が、正にこの状態です。
でも、わが家には全てを受け入れてくれる妻と愛娘が存在します。
だから「明日も頑張ろう」と、気持ちを切り替えることができます。
きっと多くの方が同じかと思います。
これと同じように、愛娘と妻の絶対安全基地に私がならないといけません。
こちらもCHECK
-
東大生90%の親が、幼児期に大事にしたこと
続きを見る
東大生が小学生時代の親子関係親は叱るよりも、褒めるタイプ(28.9%)
「できたら、すごく褒めてくれた」
「叱るよりも褒めるタイプの親だった」
子供から見て理想な親ですし、1人の親から見ても理想的な先輩親です。
小さな「できた!」をほめることが、小さな自信になります。
小さな自信の積み重ねが、大きな自信に繋がります。
褒められて育つタイプ。
大人も多いですよね。私もです。
子供を褒めるためには、日頃から子供の様子を見ておくことが必要です。
わが子の表情や些細な変化、成長に気付くために。
他の子と比較するのではなく、わが子の1週間前や1ヶ月前と比較する。
愛娘が傍にいる時は、スマホ時間を減らすようにしたからでしょうか。
愛娘のふとした表情や、絵や文字が上手に書けるようになったことに気付くようになりました。
東大生が小学生時代の親子関係子供の絶対安全基地になるために
子供は成長するにつれて、親から少しずつ離れていきます。
お腹から離れて、おっぱいへ。
おっぱいから離れて、抱っこへ。
抱っこからハイハイ、一人歩きへ。
一人歩きから手を繋いで歩く。
そして、親の手から少しずつ離れます。
手を離れても、目を掛ける。
目が離れてしまう距離なら、心を掛ける。
親は愛しいわが子を、形を変えてずっと見守り続けるはずです。
今、わが子は抱っこや手を繋ぐことを求めてくれる嬉しい時期。
幼児期の今を大切に。
たくさん褒めて、たくさん話を聴いて。
愛娘の安全基地であり続けたい。
その後で、勉強できる環境づくりを。
子供が慣れるまで、迷わない声掛けを考えないといけませんね。