幼児期の知育遊びの一つにパズル。
子供の思考力をはじめ、身につく力はたくさんあります。
今、5歳の愛娘は少しずつ段階を経てパズルを楽しんでいます。
見本や形をよく見る観察力。
どうすればピッタリになるか?
推察し、想像して、考える力。
自ずと長くなる集中力。
声を大にして伝えたい力は図形のセンスです。
加えて指先を多く使うことで、脳を活性化するメリットもあります。
その理由や、お勧めパズルを順にお伝えします。
知育パズルの効果幼児期のパズルが脳にもたらす効果
パズルには年齢別に様々な効果があります。
1~2歳は、型はめパズルがおススメです。
パズルの導入にもなりますし、指を使うことで脳に大きな効果があるからです。
「指は第二の脳」と言われます。
カナダの脳外科医ペンフィールドが、ホムンクルス人形やホムンクルスの図で明快に示しています。
脳が身体のどの器官と、どれ程の関わりがあるか?部位の大きさで表した人形です。
この人形を見ると、私たちの指先が脳と大きな関わりを持っていることが如実に分かります。
特に、乳幼児期の脳の発達スピードは驚異的に速いです。
大人の約10年分が、乳幼児期では1ヶ月。
賢い脳を育てるためにも、手先・指先を乳幼児期に動かすことが極めて大切になります。
パズルを指で掴む、持つ、離す(置く)ことを繰り返す。
利き手だけではなく、両手を交互に。
もしくは両手を同時に使っても良いですよね。
子供が手を動かさない時は、親が子の指先マッサージをしても良いです。
これはベビーマッサージにも通じますよね。
私はスキマ時間をみつけて、愛娘の指を順番にマッサージしていました。
手の指から足の指まで、一指ずつ。
『クルックル、ポーン』と、指を軽くつまみ、引っ張るマッサージをしていました。
知育パズルの効果パズル教材を使って言葉を育む
型はめパズルは脳の刺激を促進しますし、言葉を育てる効果もあります。
その為には、パズルを黙々とはしません。
『一番大きいクマさん、一番小さいクマさん』
『左から一番目のクマさん、右から2番目のクマさん』
親の声掛けが入ることで、熊という動物を教えるだけで終わらずに、大小や順番を教えることもできます。
順番は、規則性や座標の導入にもなります。
おすすめ知育パズル2~3歳は、ままごとセットを2ピースパズルの代わりに
次に、2ピースや4ピースのパズルです。
良さげなパズルが見つからない時は、ままごとセットも役立ちます。
100円ショップのスグレモノ!
半分に割って遊ぶことで、1つのモノが2つに分解されます。
分解された2つを重ね合わせることで、1つのモノが出来上がります。
これが2ピースのパズルの代用になります。
他の例に、ケーキがあります。
誕生日やクリスマスのホールケーキを、家族全員で等分しますよね。
3人家族なら3等分、4人家族なら4等分にするかと思います。
実際に見て・触って・食べて・体験することで、量を感覚で理解できます。
これが先行学習になります。
パズルだけではなく、分数にも繋がりますよね。
おすすめ知育パズル4歳前から市販のパズルや日本地図にチャレンジ!
パズルに慣れてきた頃に、市販のキャラクターのパズルに挑戦しました。
愛娘が好きなキャラクターは、やる気100倍になっていました。
「パズルが楽しい・好き」になってきたら、日本地図や世界地図のパズルもチャレンジしたいですね。各県の形や位置を、パズルで理解できる効果もあるからです。
でも、子供の好き嫌いもあります。
愛娘の反応は良くなかったので、無理強いはしませんでした。
私がそんなに好きではないので、声掛けも適当だったのかもしれません。
おすすめ知育パズルタングラムの幼児版(スポンジ)パズル 七田式の「巧巧板」
スマートフォンのアプリで『タングラム』と検索すると無料のアプリもあります。
実際に試しましたが、なかなか面白いです。
ただ、幼児にスマホやタブレットをあまり使いたくありませんよね。
愛娘には木の教材や柔らかい素材のパズルにしたかったので、七田式の教材「巧巧板(ちょうちょうばん)」を活用しました。
スポンジのように柔らかい素材だから、安心して使えます。
愛娘が慣れるまで、気をつけたこと。
①親が見本を見せる。
②その後で、愛娘がチャレンジ。
③時折、ヒントを与える。ピースを回して見せたり、近くまで移動させる等。
ポイントは、大きいモノから先に配置を決めること。
逆に、小さいモノから配置を決めると、やり直しが増えた難しくなってしまいます。
最初は答えへの早道やコツを教えて、愛娘が「できた!」「やった!」という喜びを感じることを最優先にしました。
小さな達成感の数を増やして、その都度、笑顔で褒める。
お陰で、愛娘の嬉しい笑顔も多く見れました。
質感が柔らかく、面白い問題ばかりだから、おススメです。
知育パズルのすすめ方手を出さずに、声を掛けて応援する
難易度が上がると、どうしても解けない問題が出てきます。
でも、「これは難しいから、まだ早かったかな?」等は絶対に言いません。
「さっきの問題は難しかったけど出来たよね!だから、これも出来るよ!(断言します)急ぐ必要はないから、一緒に考えよう」と出来る前提で、プラスの声掛けをします。
決して手は出さず、傍で応援する。
最初は時間が掛かって当たり前です。
そして出来たら、必ず褒める。
定着を図るために、同じ問題を3回は繰り返しました。
「何となく出来た」「運よくできた」を「確かに出来る」にしたいからです。
これが「できる!」という自信に繋がりました。
知育パズルの効果見えない対角線が見えるようになる「図形のセンス」
実際に何度も繰り返して、慣れると『見えない対角線が見える』ようになります。
これはタングラムの大きな効果です。
例えば、中央の問題が出た時。
左のような組み合わせを知っていたら、パッと右の緑の対角線が浮かんで見えるようになります。
対角線が見えると、見えない図形も一緒に見えてきます。
これが図形のセンスです。
複雑な形の『面積を求めなさい』という問題が出てきた時、対角線が見える子と見えない子に差が生じます。
対角線が見える子は、難しい問題を簡単に置き換えることができます。
解答スピードも速く、正確な答えを見出します。
おすすめ知育パズルニキーチンの模様作り
タングラムが簡単になってきたら、ニキーチンもお勧めです。
タングラムと似ていますが、一片に厚みが増します。
最初は難しく感じますが、解き方の要領が分かると徐々に理解度は倍増します。
じっくり正解を出せるようになったら、次はスピードアップを図ります。
『よーい、ドン!』でスタートして実際にタイムを計ります。
タイムを縮めることをゲーム感覚で遊びます。
学校の試験は、時間が限られます。
得意な問題を早く解けたら、他の問題に時間を配分して使えますよね。
幼児期の取組みは多岐に渡ります。
真面目な親ほど、力が入り過ぎてしまう時があります。私もあります。
様々な効果があるパズルを楽しめる時に、一緒に親子で楽しむ。
気分が乗らない時は、ムリにしない。
勉強ではなく、楽しい遊びの中に学びを入れていきたいですね。