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知育・運動

はじめての足し算を、幼児に分かりやすく教える方法


小学1年生の算数に出てくる足し算。
小学校に入る前に教えるべきか、考える親も多いと思います。
でも「さぁ、教えよう」と思っても、どんな教え方が良いか迷いませんか?

今回は、年長の愛娘と一緒に足し算を学んだ経緯を綴ります。
今からお子さんに「足し算を教えよう」と思う方々の、ご参考になれば嬉しいです。

幼児期の足し算の教え方はじめての足し算を幼児に分かりやすく教える順番

当たり前ですが、いきなり足し算に入りません。
まず、数字の認識からスタートします。

平たく言うと、数字の形と読みを合致させることです。
例えば、数字の「1」と読みの「いち」
数字を子どもに見せながら、親が「いち」「にい」「さん」と読んであげます。

 

幼児期の足し算の教え方数える機会を増やす

次に、順唱です。
1から10まで順に一緒に数えます。
「一緒に数える」から「子どもが一人で数える」ことができるようにします。

最初は読み飛ばしたり、順番を間違えます。
間違えて当たり前なので、慣れるまで一緒に数えます
まずは1から30。
これだけでも子供の成長に嬉しく感じます!
そして50、100まで広げます。

数字を見せる・聞かせることは文字と同じく、1歳からでも出来ます。
2歳を過ぎて発語がスタートしたら、一緒に数を数える機会を増やしましょう

例えば、一緒に歩く時。
階段の上り下り、お風呂に浸かる時です。
階段では「い~ち」や「いちだん」と数えます。
お風呂では「一緒に10まで数えたら、あがろうね」などです。
親子で一緒に数を数える機会、探せば色々と出てきますよね。

とにかく、基本は親子で一緒に数えます。
そして「子どもが数字を理解しているか?」
どうしても親は確認したくなりますが、当分は控えましょう。
100%の自信が無い時は、イチイチ確認されると大人も嫌ですよね。

 

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幼児期の足し算の教え方数の感覚を目と耳、手で理解する

学習指導要領には、以下の記載があります。
具体物を用いた活動などを通して、数についての感覚を豊かにする。」

具体物を使った遊びや学びは、子ども目線でも入りやすいです。
実生活で子どもが目にする、耳にする、手にする、口にする具体物を使って学べるからです。

例えば、目の前に鉛筆は何本あるか?
クッキーは何枚あるか?
モノと数字を見ながら、触れながら、声に出すことを繰り返します。

私は100円ショップで、ミニホワイトボードを購入しました。
子どもがお絵かき用で大好きだったから、頼もしい存在でした!

例えば、数字の2を左に書いて、右にブロックを2つ置きます。
数字の2と、ブロックの2が同じ。
一緒だね!
逆に、ブロックを先に置いて、数を書く。
これを焦らずに、10まで繰り返します。

 

 

幼児期の足し算の教え方足し算を九九と同じように覚える

数の認識と1から50までの順唱ができた。
「さぁ、足し算プリントにチャレンジ!」ではなく、我が家は音楽も入れました。

年中時は、足し算の歌を親子でよく聴きました。保育園に向かう時や親子でドライブする時です。
とにかく親が楽しむ姿を見せたかったので、一緒に歌って楽しみました。


足し算の歌詞入りとカラオケバージョン、倍速まで収録されたCDまであります。
歌詞入りを何度もリピートして一緒に聴くと、いつの間にか愛娘は歌を覚えました。

そしてカラオケバージョンの曲を一緒に聴いて、足し算の歌詞を歌えるまでに!
これにはビックリ、嬉しかったです。

私たちが九九を学んだ時が、正にこの状態です。理屈抜きで、九九の式と答えを丸暗記しませんでしたか。
足し算も同じ要領だと思えます。

理屈が分からなくても良いので、全体像を記憶することも取り入れました。

 

幼児期の足し算の教え方足し算に、おすすめの教材

これは、かなり使えます!
でも家に、おはじき等があれば、それで十分に代用できます。

ブロックは全部で20個あり、裏表は白と黄色です。しかも全てにマグネット入り。
合わせて、ドリルも購入。
小学1年生の足し算ドリルは書店にたくさんあります。

ページを開くと、早速出てきます。
例えば、3+2=と言う問題。
まず、問題から一緒に始めます。

「ブロックを3つ出そうか?」
できたら褒める!
「ブロックを2つ出そうか?」
できたら褒める!

間違えていたら、一緒に数えながらブロックを出せば良いだけです。

 

幼児期の足し算の教え方足し算の「たす」意味の教え方

一番の肝に感じたことは、+(たす)の意味
子どもにとって、+(たす)という言葉は、聞き慣れない言葉です。

「3たす2は?」と聞いて「5!」
即答で答える幼児さんは少ないと思います。

大概の子どもは、+(たす)の意味が分からずに「?」がいっぱいになります。
知らない言葉、意味の分からない言葉で質問されては、大人も分かりませんよね。

そこで、聞き方を変えます。
3と2が「一緒になったら」いくつになる?
もしくは「くっついたら」「合わせたら」などの言葉に変えます。

幼児期に聞き慣れた表現でスタートして、「たす」という言葉をつけ加え・変えていきます。
一緒になったら?足したら、いくつかな?

一緒=くっつく=合わせる=たす
「一緒」や「合わせる」から始め、最後は「たす」にバトンを繋げるリレー方式です。

 

幼児期の足し算の教え方指を使えない繰り上がりの足し算

子どもが指で数えるケースもあります。
10までは良いです。10指ありますから。

でも「繰り上がり」が発生すると…
両手の指では足りなくなります。
足の指を加える?それとも親の手を使う?
つなぎの部分として、子どもと笑いながら使っていました。

幼児期に分かりやすい教え方は、何か具体物を使った方法です。
ここでも、先ほどのブロックが活きてきます。
子どもが触りながら・見ながら、足し算を量で・感覚で理解する方法です。

例えば、8+3の問題

3を1(黄色)と、2(白)に分解します。


引越しをして、10をつくる

白の2を上の8に「引越し」をして、10をつくります。
ブロックで出来た形は10と1になります。これを合わせて11と数えます。
これが繰り上がりの計算、桁・お金の理解にも繋がります

もちろん慣れるまで、一緒にやります。
次に親が見ながら「やってみる?」
もっと慣れたら「一人でやってみようか?

 

幼児期の足し算の教え方子どもが答えを間違えた時

子どもが間違えてくれた時、ガッカリしないでくださいね。
学びの大チャンスですから!

足し方を間違えていたら、歌を歌って足し算を想起させます。
もしくは、ブロックを使って足し算を実践。

数え方が違っていたら、一緒に数えます。
愛娘は飛ばして数えることが多かったです。

 

 

幼児期の足し算の教え方間違えた時は「ひとつ前に戻る」

どこで間違えているか?が分かれば十分!
繰り返しますが、間違えてくれた時が大きな学び、前進できる瞬間だからです。
間違えた時の鉄則は、1つ前に戻ること。
これが逆に、早道になります

1ページを終えたら、赤ペンの出番です。
そして100点をつけて、花丸を書く。
最後は好きなシールを子どもが選んで貼る。
もう満面の笑顔です!

大人より、しっかりした話も出来る幼児期。
でも、まだ幼児期には知らない世界・言葉は山ほどあります。

子どもが「嫌いなこと・苦手なこと」を、親が創らないように。
特に、子どもの新しい学びや慣れていないことは一緒に・楽しく・丁寧に」を念頭にチャレンジしては如何でしょうか。

 

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